It always seems impossible until it’s done.
実際に、CM量はどれくらいあったのか?

実際に、CM量はどれくらいあったのか?

Yoshiteru Umeda|楳田良輝

前略。

結論が出る前の話や
手ざわりの残る出来ごとなどを
余白にて、書きとめています。

今回は、
実際に、CM量はどれくらいあったのか?
という話です。

テレビCMは、何かが少しずつ変わってきている気がする

5年ほど前に、
CM量ってどれくらいあるのか?」というブログを書いた。
当時、探していた情報があまり世になかったので
じゃあ、自分でやってみるか、という気持ちで集計し、まとめた。

それが、いまだにちょいちょい読まれているようなので
「テレビCMの量」を知りたい人というのは、一定数いるんだな・・
とあらためて感じる。

もちろんGA(アクセス解析ツール)でもデータは取得しているが
そちらの細かい話は今回はおいておく。

CM量ってどれくらいあるのか?

 

CM量を“目視”で数えてみる

テレビの視聴率や、その他関連データといえば
ビデオリサーチ社のことを真っ先に思い浮かべる方も多いと思う。
でも、今はそれ以外にも多種多様なデータが利用可能である。

ちょっとおさらいすると、

TVAL Now(提供:スイッチメディア社)などは
リアルタイム視聴率(東阪名のみ)が無料で誰でも見られるので
「いま、みんなは “何を” 見ているのだろう?」を知ることができ
便利で、ありがたい時代となった。

REVISIO社が提供する「視聴質」(東阪?)は
「どれくらい “ちゃんと” 画面が見られていたか?」がわかる
テレビが点いていただけではない(これ重要)貴重なデータ。

また、東芝から何年か前に独立したTVS REGZA社は、
全国の市区町村レベル(+丁目くらいまで)までの細かな視聴状況を
地上波、BS/CS、ストリーミングをまたいで見ることができる。

そして、
テレビ放送の詳細な “メタデータ” を捕捉・作成している
Mデータ社のデータは、これらのそもそもの元となるため
非常に重要なデータ群である。

したがって現在では、今回のような “たかがCM量程度” を
わざわざ目視で数える必要などは全くないのだが・・
完全に “視聴者目線” として独自にカウントをしてみた。

というのも、「はたらく細胞」(2024年12月に劇場公開)を
リアルタイム視聴しながら、X(旧Twitter)を覗いていると

  • CMが多いな〜
  • ここでCMに入るのアリかよ・・
  • (Amazon)Prime Video並みにCMあるぞ などなど

やや批判的な書き込みが、
関連ハッシュタグなどで多く見受けられたからだ。

 

2026年1月30日
金曜ロードショー「はたらく細胞」にて

目視なので、(暇ではあるが)終日はできない。
1番組のみの確認である。無作為でないサンプル「1」だけ。
ご了承いただきたい。

本日、2026年1月30日(金)21時〜でオンエアされた
金曜ロードショー「はたらく細胞で調査した。
*関東エリアは日本テレビ

はたらく細胞、私は昨年 Netflix で鑑賞済みのため
今回、地上波で観る予定はなかったのだが・・
家族が未視聴ということでお付き合いした。
なので、のんびりパソコンを打ちながらの鑑賞である。

以下、ご注意を。

このタイムスタンプは、公式なモノではなく
我が家のテレビにおいての時間となる。(参考値)

ご存知のように(そうでない方もいるかもなので念のため)
地上波はデジタル放送となってから「時報」がなくなったように
各家庭などにおいて時間が少しズレる。(放送が遅れる)

理由は、
デジタル放送ではテレビ局側からの送信データが圧縮され、
それが受信側(家庭のテレビなど)で解凍・表示されるため
その分のタイムラグ(低遅延)が生じる。

私のこれまでの試算&感覚値では、最大4秒くらいまでズレる。

 

さて、CM時間を見てみましょう。

今回の集計は、
テレビ局側でどのようにCM量カウントしているのかは関係なく
あくまでも「視聴者目線」にてカウントした。

21:00:03 オープニング(15秒
21:00:18 提供クレジット(15秒) 計30秒(CM扱いとする)
*花王、三菱電機、サーティワン、大成建設、任天堂、味の素、KDDI、日本生命

(21:00:33 本編(20分17秒)

21:20:50 番宣(30秒)*局ロゴ透かしあり
21:21:20 CM サーティワン(30秒)
21:21:50 CM 花王(30秒)
21:22:20 CM 大成建設(30秒)
21:22:50 CM 大成建設(30秒)
21:23:20 CM 味の素(30秒) *AGF 計3分

21:23:50 本編(13分47秒)

21:37:37 CM 花王(30秒)
21:38:07 CM KDDI(30秒)*UQ Mobile
21:38:37 CM 日本生命(30秒)
21:39:07 CM 三菱電機(30秒)  計2分

21:39:37 提供クレジット(15秒
*提供終了

21:39:52 番宣(15秒)*局ロゴ透かしなし
21:40:07 CM リクルート(15秒)
21:40:22 CM アットホーム(15秒)
21:40:37 CM ライオン(15秒) 計1

21:40:52 本編(10分20秒)

21:51:12 CM 花王(15秒)
21:51:27 CM リクルート(15秒)
21:51:42 CM プリントパック(15秒)
21:51:57 CM モスバーガー(15秒)
21:52:12 CM 学情(15秒)
21:52:27 CM 大東建託(15秒)
21:52:42 CM Airdog(30秒)
21:53:12 CM くらこん(15秒)*食品
21:53:27 CM 日産自動車(15秒)
21:53:42 CM 楽天銀行(15秒)
21:53:57 CM パーソル(15秒)
21:54:12 CM エイブル(15秒)
21:54:27 CM 日清食品(15秒) 計3分30秒

21:54:42 本編(12分53秒)

*21時台ここまで(22:00:02までカウント)
本編:49分45秒
CM:10分15秒(約17.1%) 合計60分

22:07:35 CM スバル(75秒)*スバル×金曜ロードショーのオリジナルCM
22:08:50 CM スバル(15秒)
22:09:05 CM indeed(15秒)
22:09:20 CM CHINTAI(15秒)
22:09:35 CM UMIUMA(30秒)*食品
22:10:05 CM JCB(15秒)
22:10:20 CM 楽天トラベル(15秒)
22:10:35 CM パーソル(15秒)
22:11:05 CM 参天製薬(15秒) 計3分30秒

22:11:05 本編(8分23秒)

22:19:28 番宣(15秒)*局ロゴ透かしあり
22:19:43 CM あるほっぷ(15秒)*奇跡の歯ブラシ
22:19:58 CM リクルート(15秒)
22:20:13 CM ヤクルト(15秒)
22:20:28 CM みずほ銀行(15秒)
22:20:43 CM 花王(15秒) 計1分30秒

22:20:58 提供クレジット(15秒
*小林製薬、ブルボン、ソフトバンク、ニトリ、SBI証券、GungHo、大和ハウス、トーヨータイヤ、Netflix

22:21:13 CM Netflix(30秒)
22:21:43 CM ブルボン(30秒)
22:22:13 CM 小林製薬(30秒)
22:22:43 CM GungHo(30秒) 計2分

22:23:13 本編(7分19秒)

22:30:32 CM 劇場映画情報(30秒)*局ロゴ透かしあり(番宣枠?)
22:31:02 CM ニトリ(30秒)
22:31:32 CM SBI証券(30秒)
22:32:02 CM ソフトバンク(30秒)
22:32:32 CM 大和ハウス(30秒)
22:33:02 CM トーヨータイヤ(30秒) 計3分

22:33:32 本編(7分15秒)

22:40:47 提供クレジット(15秒
*提供終了

22:41:02 CM 花王(15秒)
22:41:17 CM indeed(15秒)
22:41:32 CM アパマンショップ(15秒)
22:41:47 CM ドコモ(30秒)*Google pixel
22:42:17 CM TAOYA(15秒) *箱根の温泉
22:42:32 CM カカクコム(15秒) *求人ボックス
22:42:47 CM KFC(15秒)
22:43:02 CM リクルート(15秒)
22:43:17 CM コミックシーモア(15秒)
22:43:32 CM ASSIGN(15秒) *転職サービス
22:43:47 CM 東京電力(30秒) 計3分15秒

22:44:17 本編(7分21秒)

22:51:38 CM 花王(15秒)
22:51:53 CM 学情(15秒)
22:52:08 CM 飯田グループ(30秒)
22:52:38 CM 日清食品(15秒)
22:52:53 CM リクルート(15秒)
22:53:08 CM ディアゴスティーニ(15秒)
22:53:23 CM パーソル(15秒)
22:53:38 CM 住友生命(15秒)
22:53:53 CM バンダイナムコ(15秒)
22:54:08 CM USJ(30秒)
22:54:38 CM ハウスメイト(15秒)
22:54:53 CM indeed(15秒) 計2分30秒

22:55:08 本編(17分7秒)

23:12:15 番宣(15秒)*局ロゴ透かしあり *ただし、これ以降はCM量にカウントせず

結果、
本編合計:1時間44分42秒(104分42秒)
CM合計:27分30秒 となった。

本編とCM部分を合計すると 2時間12分12秒 となるため、
単純計算でCM量としては、全体の 約20.8% になる。

民放連のCM総量規制である「18%」を超えてしまっている気もするが
この基準はあくまでも「週間」なので、高い視聴率が見込める週末などは
どうしてもCM量(本数)が多くなってしまうのも仕方ないことだ。
*詳細は上記過去ブログ参照

ただ、時間帯で区切ると
21時台は10分15秒(約17.1%)*再掲
22時台は17分15秒(約28.8%) にもなった。

通常のゴールデンタイムのドラマ(54分の場合)だと6分、
ミニ枠が5分番組としてCM1分、SB(ステブレ)が1分加わって合計約8分だから
CMの量そのものが多いということもあるが、特に後半(22時台)の
ブレイクの回数や配置が「さらに多く感じられた」要因だったのかもしれない。

(これは業界的な基準による集計ではなく、視聴者目線の独自集計)

 

ドラマや今回のような劇場用映画などの地上波での放送は
視聴率推移を見ていくと、スポーツやニュース、バラエティとは異なり
あまり途中で大きく変動しないのが特徴である。

なので、後半に厚くCMが入ってしまうのも致しかたないのだろうが
(今回は22時でゴールデンがプライムタイムに変わることもあったのかな)
視聴者体験という点では、Xのコメントにあったような「CM多い」の感覚が
増えてしまったと推測する。
でも、「はたらく細胞」はやっぱり面白かったので、
それを家族と “無料” で観ることができて、私はとても満足な夜となった。

 

(楳田 良輝)